【がん予防・癌再発予防になる食品】主食は玄米いいの?悪いの?

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がんになったら主食を玄米にするようすすめられるとよく聞きます。一方で、玄米には有害な物質が含まれているから体に良くないという意見も。いったい、どちらの意見を参考にすればいいのでしょう?玄米は本当にがん予防に効果的なのでしょうか?それとも逆効果?

 

 

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がん予防マスターの管理栄養士 康子が、玄米とがん予防について詳しく紹介します。


 

 

多くの医師が玄米食をすすめる理由

 

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私たちがよく口にする白米は、米の中でも栄養素が詰まった胚芽部分が取り除かれています。ですが、栄養素や酵素がたっぷり詰まっているのはこの胚芽部分。普段の食生活で不足しがちなビタミンB1などのビタミンB群、ビタミンE、抗酸化物質の一種であるリグナンやフィチン、腸内環境をよくする食物繊維…。がんの予防や体質改善にいい成分が多く含まれているんです。

 

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なかでも注目すべきはフィチン。体内に入るとフィチン酸に変化し、体内にある毒物と結合して排出してくれます。その解毒効果は食物繊維以上!骨や内臓まで染み込んだ水銀や鉛のような重金属類や、放射能も解毒したという報告があるほど強力なのです。さらにフィチン酸には抗がん作用抗酸化作用があることも報告されています。

 

また、玄米には食物繊維が白米の8倍入っているため、フィチン酸との相乗効果で体から異物を強力に排除してくれるんです。癌に強い体をつくるなら、白米を玄米に変えるだけでも大きな変化が得られます。多くの医師が玄米食をすすめる理由はそこにあるのでしょう。

 

 

玄米食のデメリットや危険性は?

 

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とはいえ、玄米食にはデメリットもあります。よく取り上げられるのは以下の3つ

 

アブシジン酸による細胞毒性
残留農薬の影響が大きい
消化に悪い

 

アブシジン酸による細胞毒性

玄米にはアブシジン酸(ABA)という毒性の成分が含まれています。ABAは私たちの細胞内にあるミトコンドリアの働きを阻害するのです。ミトコンドリアは細胞内で核の次に大事といっていいほど重要な存在。ABAをとり続けることでミトコンドリアが悪影響を受けると、免疫力が下がり、体温が低下し、がんにかかりやすくなってしまいます。玄米食を続けている人の中に顔色が悪い人が多いのは、ABAの影響があるようです。

 

そんな恐ろしい毒を持った玄米を食べるのは心配、と思われるかも知れませんがご安心を。
アブシジン酸は簡単に無毒化できます。
その方法は8時間以上、水に浸して発芽させること。前の晩から浸水させて翌朝炊き上がるようタイマーでセットしておくと簡単です。玄米を自動で発芽玄米にして炊ける炊飯器も販売されているのでそれを利用してもいいでしょう。

 

がん,予防,玄米,食事,食品,癌にならない食事,再発予防,フコイダン市販の発芽玄米には要注意!!
市販されている発芽玄米のアブシジン酸は死滅していません。炊く時に浸水すると復活してしまうので、自分で発芽させてから炊くようにしてください。

 

残留農薬の影響が大きい

栽培時に使用した農薬は、主に籾(もみ)、米ぬか(こめぬか)や胚芽部分に蓄積します。さらに放射性物質もそこに溜まりやすい性質があるのです。籾は玄米でも取り除くのでいいとして、米ぬかは栄養素が詰まった部分。取り除くと栄養価は大きく下がります。

 

そんなわけで、玄米は無農薬か、せめて減農薬のものを選びましょう。せっかく玄米を食べてデトックスしても、有毒な物が含まれた玄米を食べたのでは意味がありません。もちろん、農薬のすべてが有害というわけではなく、安全性が確かめられたうえで使用されているはず。健康な人が食べる分には何の影響もないかもしれません。ただ、がん体質の方、がんを予防したい方、再発防止に取り組んでいる方には負担になるといけないので、避けた方がいいということです。

 

 

消化に悪い

 

玄米は表面を硬い殻で覆われています。この殻は食物繊維なので噛んでもやわらかくならず、ボソボソした食感になります。これではおいしくないし、食べるのが楽しくない。胃腸にも負担をかけてしまいます。がんを予防するためとはいえ、がまんして食べるのは健康にとってマイナスです。

 

玄米をおいしくやわらかくするには、硬い殻の部分をやわらかくしてから炊くといいです。具体的には8時間以上、水につけて発芽状態にすること。浸水させると発芽してアブシジン酸を無毒化することにもなるので一石二鳥ですよね。

 

玄米の炊き方については後で詳しく紹介します。

 

【余談ですが…】フィチンは人体に有害は誤解?

 

玄米というと「フィチン酸の解毒作用が強力すぎて、体に必要なミネラルまで排出して栄養不足になる」という話をよく聞きます。しかしそれは誤解のようです。少し専門的な話になるので、興味のない方は読み飛ばしてください。

 

玄米に含まれているのはフィチン酸ではなく、フィチン。フィチン酸はほかの物質と結合する力がありますが、フィチンにはありません。

 

フィチンは穀物の中でミネラルと結合した状態で安定していることが多く、私たちが口にする玄米でもだいたいそうなっています。フィチンは体内に入るとフィチン酸とミネラルに分かれるのですが、この状態のフィチン酸が、体内に入った必要なミネラルと結合して排出される可能性はそれほど高くないと考えられます。ほとんどの場合は、一緒に入ってきたミネラルとくっついたり離れたりを繰り返しながら排出されるだけです。つまり、玄米を食べてミネラル欠乏になる心配はそれほど多くないと考えられます。

 

がん予防におすすめな玄米のおいしい炊き方

 

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先ほども書いた通り、玄米に含まれるアブシジン酸の毒を取り除き、種皮をやわらかくして消化をよくするためには発芽させることが大切です。詳しい方法をご紹介します。

 

玄米を発芽させる方法

  1. 玄米は洗った後、ぬるま湯につけて発芽させます。
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    お湯の温度は40度が目安。高すぎると玄米が死んでしまいます。
    ※ぬるま湯の量は多めにしたほうが、冷めにくいのでよく発芽します。

     

  3. 夏なら早くて半日~1、2日、冬なら1~2日程度待ちます
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    ※水が濁ってきたり、ぬか臭くなったら水を取り替えましょう。

     

    ここまでで発芽すればOK!
    発芽しない場合は以下の方法を試してください。

     

  5. ザルにあげて水気を切ります
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  7. 濡れふきんをかけてさらに1日待ちます
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  9. こんな風に発芽していたらOK!
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    玄米はたっぷり水を吸った後、発芽します。その際は水より酸素が多い方が発芽しやすいのでザルに上げ、表面が乾燥しないように濡れふきんをかけるといいのです。

     

     

    発芽させた玄米を炊く方法

     

    炊飯器の場合

     

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    1. 発芽させた玄米をさっと洗ったら、玄米の1.3~1.5倍の水を入れて玄米モードで炊きます。
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    3. 炊き上がり。表面に穴ができているのはおいしく炊けた証拠。
    4. ※黒く見えているのはゴマや雑穀。私は玄米にゴマ入り雑穀を混ぜて炊いています。

     

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    圧力なべの場合

     

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    1. 発芽させた玄米をさっと洗ったら、玄米の1.3~1.5倍の水を加えます。
    2. 圧力なべをセットし、最初は強火
    3. 圧力がかかったら弱火にして25分
    4. 最後に強火で1分して水気を飛ばしたらふたをしたまま15分放置

     

     

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    玄米の種類や炊飯器・圧力なべの機種、季節によって水分量は所要時間は異なります。いろいろ試して、お好みの炊き加減を探してみてください


     

    >>がん予防にいい玄米を中心にした食事について詳しくはコチラ

     

     

    玄米に加えて免疫力をさらに上げるなら「フコイダン」

     

    がん予防に欠かせない玄米食。さらに味噌と海藻を加えると最強とも言われています。海藻がいいとされている理由は「フコイダン」という成分が多く含まれているから。フコイダンはがん予防のみならず、がんの治療にも使われるほど効果が高いとされています。

     

    がんを予防するためにはモズクを1日1.25パック~2.5パック程度摂るといいようですが、毎日だと飽きてしまいますよね。塩分の過剰摂取やヨウ素の摂りすぎによる甲状腺疾患も心配です。

     

    フコイダンを手軽に摂るならサプリメントがおすすめ。現在、複数のメーカーからフコイダンサプリメントが発売されているので興味がある方はご覧ください。

     

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